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企業のコーポレートサイトには会社情報、事業内容やサービス紹介などの基本的な情報を入れるべきだと別の記事でご紹介しておりました。
そのような基本情報に加え、企業のイメージアップや信頼度向上に貢献するコンテンツの一つとして、この記事では「CSR」「SDGs」の違いから必要性まで。事例やメリットも含めて紹介しています。
結論から言うとCSRやSDGsに関する取り組み・活動はその違いや性質を把握し、積極的に取り組み、展開すべきです。
大企業に限らず中小企業も積極的に実施し、ホームページでの展開ができるものです。
サステナビリティ…CSR、SDGs、何が違うのか?
意外にその違いがわかりにくい、同じだと思っている方もいらっしゃいますよね?
私も以前は「同じようなもの」程度と捉えていました。
しっかりと違いを理解し、自社での取り組みやホームページ上での展開を考えてはいかがでしょうか?
この記事の目次
今からでも取り組めるSDGs。CSRとの違いは?
CSRは聞いたことがあったり、企業として取り組まれていたり。
ご存知な方も多いと思います。
しかしSDGsはどうでしょう?
SDGsは最近頻繁にテレビや雑誌、ホームページでも幅広く展開されていて、話題になっていますよね。
ですが、「何が違うの?」と問われると間違った認識をしていたり、
違いがわからない方も多くいらっしゃいます。
CSRもSDGsもひとことで言えば「社会貢献活動」ですので混同してしまうのもその通りなのかと思います。
同じようなものですが大きな違いがあります。
CSR(Corporate Social Responsibility(企業の社会的責任))
企業の社会的責任。
企業がさまざまなステークホルダーなどから信頼を得るための社会貢献活動、社会からの信頼を得るための取り組みです。CSRの活動自体で利益を上げるものではありません。
SDGs(Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標))
持続可能な社会を実現するための活動で、「ビジネスを通して社会に貢献する」。
社会貢献、または社会問題を解決可能なビジネスを展開する、つまりそこには利益が生まれます。
この点が大きな違いでしょうか。
CSRとSDGsは両立することができる?
CSRの取り組みの中でも多い事例として、環境保護があります。
- 毎年植林活動に力を入れています(CSR)
- 環境保護のための苗木を毎年1,000本販売します(SDGs)
例えばこのようなケースです。
(実際にはそこまで簡単なものではありませんが、わかりやすい、たとえとして)
両立したり、密接に絡んでいたり。
ですので違いがわかりにくく、見えにくいものなんでしょうね。
CSRについて
CSR活動を行っている企業様は社会貢献活動、社会からの信頼を得るための取り組みをホームページでも展開しましょう。社会に対して公表すること、宣言することが大切です。
企業のイメージアップにつながり、さまざまなステークホルダーや地域社会に対して、
自社の取り組みを理解してもらうことができます。
ここで、CSR(corporate social responsibility)それぞれの言葉の意味を補足すると
CSRそれぞれの言葉の意味
Corporate(コーポレート)
「団体の」「組織の」といった意味を持ちます。
コーポレートサイトだと「組織のホームページ」という事。
Social(ソーシャル)
「社交的な」「社会的な」などといった意味合いがある形容詞。
responsibility(レスポンシビリティー)
「責任」「負担」や「責務」といった意味になります。
責任と捉えると重く見えてしまいますので、「response」と「ability」として捉えたほうが良いでしょうか。responseの意味としては(反応、対応)、abilityは(力、能力)といった意味があります。
つまり、CSRとは何を示しているの?
Corporate Social Responsibilityの略語がCSR(シーエスアール)と呼ばれています。
そのまま捉えると「企業の社会的責任」と…少々重くなりますがCSRは責任や義務があるわけではありません。
企業の社会への対応力、社会貢献活動と捉えるのが良いかと思います。
日本では一般的にボランティアや奉仕活動、法令遵守や環境保護といったイメージ。
西洋各先進国に比べると日本のCSRは取組や認識など、かなり遅れていると言われていますがそれはまた別の議題として後日…。
注目するだけの理由があるのか?
注目・重要視される社会・時代になったというのが正解でしょうか。
企業の不祥事が相次ぎ、例えば食品偽装や環境破壊が世界的な問題になったのは記憶に新しいですよね。
そのような背景もありCSRは重要視され、企業の取組がホームページ上においても広く情報が公開される時代になりました。
企業に対する消費者の目の厳しさなどもあります。
ホームページ上でCSRを展開し、企業としての社会に対する取り組みを広く知ってもらいましょう。
売り手・買い手の満足だけでは長く続かない。伊藤忠商事の「三方よし」の精神が現代のCSRにつながっていますね~。(伊藤忠商事:近江商人と三方よし)
CSRのホームページ上での展開例
CSRの分野はまだ成熟しておらず、ホームページ上での掲載も限定的です。
企業自体がCSR活動に取り組んでいないケース、
活動が限定的なために「やってますよ」程度に留まっているケースがほとんど。
もちろん、CSRを出すことに意味がありますので、可能な範囲でホームページ上への掲載を検討してみてはいかがでしょうか?
CSRの展開のポイントとして「伝える」ではなく「伝わる」コンテンツを作ることが大切です。
取り組み・具体的な活動、社会にとってどのような影響を与えているのかなど。
ホームページを通して企業とステークホルダーとのコミュニケーションを図りましょう。
中小企業の場合、CSR活動の事例として多いのが「地域密着」。
大企業が実施するような規模の大きいCSR活動は難しいので、できる範囲からCSRは展開すべきでしょう。
「地域密着」は中小企業にとっても非常に大切ですよね。
展開例1:株式会社ユーメディア
画像引用元・URL:株式会社ユーメディア
宮城県仙台市を拠点とするメディアカンパニーであるユーメディアさんのCSRコンテンツです。
ユーメディアは地域とともに成長し、コミュニケーションを大切にする企業。
全日本印刷工業組合連合会CSR認定企業であり、ユニバーサルコミュニケーションデザインへの取り組み、インターンシップ・キャリア教育支援などCSR活動に力を入れる企業。復興の担い手としてともにプロジェクトも継続的に実施しています。
ホームページでCSRを「伝わる」コンテンツとしてうまく表現しています。
「地域と共に」が伝わってきますよね。
展開例2:株式会社シバタインテック
画像引用元・URL:株式会社シバタインテック
シバタインテックさんもホームページを見るだけで、どのようなCSRを展開しているかひと目で分かりますね。
地域密着系のCSRに加え、環境への配慮や支援活動などを具体的にホームページ上で展開しています。
東京商工会議所では中小企業CSRの事例集を掲載しています。
こちらも参考になります。
東京商工会議所:企業の社会的責任実践事例
ホームページ上でCSRを展開するメリットは?
さまざまなメリットがあります。例えば、
- 社会や消費者、取引先などから信頼を獲得すことができる
- 評判、知名度の向上。ブランドイメージアップなど
- 社会の期待に反する行為の抑制(宣言・実行することで法令違反などを起こさない)
- 従業員の採用、離職率の低下、士気向上など、社内的な効果も見込める
- 信頼獲得により資金調達の円滑化が図れる
- 社会的責任をはたす企業として販路の拡大チャンスが…!
等々…、
社会的なメリットが「たっぷり」です。
CSRを実施している…しかしホームページで展開していない企業様はぜひ、掲載しましょう。
また、「これってCSRに該当するの?」そんな質問を頂くこともあります。
実はそれもCSRに該当…そのようなケースも多々ありますので、お悩みの方はご相談くださいませ。
CSR活動を行うデメリットはあるの?
CSRを実施するにもコストがかかる、手間がかかるし人手が足りない…など、デメリットも多数あります。
本業とCSRが密接に関わるケースも少ないため、コストや人手を裂いてまで活動に踏み切れない企業は多いものです。中長期的に見ると企業のメリットとなるのですが。
その場合には「自社でもできるCSR」から実施するのが良いでしょう。
まずは出来ることから。一歩踏み出すことが大切です。
小さな取り組みが社会にとって大きな効果になる場合もありますよね。
例えば、エコキャップの取り組みがこれほど広まるとは誰も想像していなかったと思います。
「ちょっとした事」でも社会に貢献できますし、評価されます。
CSRとサステナビリティとの違いについても知りたい
CSRと混同されがちな用語・考え方にSustainability(サステナビリティ)があります。
環境や経済、社会のバランスを考え、世の中全体を持続可能な状態にしていく考え方がサステナビリティです。「持続可能な」「持続可能性」という意味を持ちます。CSRよりも以前から提唱されています。
サステナビリティが社会やステークホルダーに対するビジョンやゴールであり、CSRが手段といったイメージですね。
「サステナビリティを実現するための手段の一つとして、CSRに取り組む」
似てるようで少々異なりますので誤用に注意しましょう。
SDGs(エス・ディー・ジーズ)について
SDGsとは「Sustainable Development Goals」の略称で、日本語では「持続可能な開発目標」となります。
読み方は「エス・ディー・ジーズ」。
「エス・ディー・ジー・エス」と言ってしまいそうですがGoals「ゴールズ」の略なので、「ジーズ」です。
国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げた目標です。
2015年9月の国連サミットで採択されてから5年以上が経ちました。
2030年という明確なゴール、目標、ターゲットが事細かく決められています。
MDGsが前身、引き継ぐ目標としてSDGsがスタート
以前の目標であった「MDGs(ミレニアム開発目標)」を引き継ぐ目標としてSDGsがスタートしました。
MDGsは2000年の国連ミレニアム・サミットで採択された開発分野における国際社会共通の目標で、「極度の貧困と飢餓の撲滅」「HIV/エイズ、マラリア、その他の疾病の蔓延の防止」など、2015年までに達成すべき8つの目標を掲げていました。
MDGsは一部の目標が未達成となったり、達成に遅れが出たりと、進展に偏りがでました。
そのような課題を受け、SDGsでは
「誰ひとり取り残さないことを目指し、先進国と途上国が一丸となって達成すべき目標」
として見直されています。
SDGsが再び強く宣言されている
コロナウイルス、パンデミックなども強く影響し世界がバラバラに、分断に陥りそうな状況で、今後の見通しも非常に不透明です。
そのような状況下で
- 誰ひとり取り残さない
- 共存・共栄
- 決して人ごとではない
目指す目標が世界にしっかりと「ハマった」のだと思います。
「分断していく世界を、つなぎとめるSDGs」とも呼ばれていますよね。
SDGsを実行することで企業のメリットとなるのか?
誰ひとり取り残さない、持続可能な社会を目指すSDGsは自社のメリットになるのか?
※メリットになるから実行する、そのようなモノではありませんが
自宅に帰り夜中のニュース番組をなんとなく眺める。
放映しているSDGsの特集を見ながら…CMでもSDGs宣言を流す企業が多いな…と思いながら、自社の取り組みを考えた事がある方も多いのではないでしょうか。
企業活動においてSDGsの取り組みが注目されており、それなりの理由があります。
事業を通し社会の課題にアプローチすることができる
CSRは直接利益につながらない社会貢献活動で、費用や人材もそれなりに発生します。
余力がある企業向けですよね。
一方SDGsは「自社のビジネスを通して」、「自社のビジネスの延長線上で」社会貢献や社会問題を解決する。
活動にともない利益が生まれます。
ビジネスを通して目標を目指すことのできるSDGsは取り組みやすく、中小企業にも注目を浴びているのです。
企業イメージ向上効果が見込める
社会的にもSDGsへの関心が高く注目されています。
数多くの企業がSDGsを取り入れ、
その取り組みをメディアを通じて社会に発信しています。
社会課題へ対応する企業の商品、サービスを選ぶ傾向が消費者は強くなっており、ブランドイメージ向上効果も発生しているのでしょう。
BtoBや採用活動においても自社に共感を得た優秀な企業、人材獲得効果も期待されています。
新たな事業創出の機会として
SDGsの取り組みを考え、新たな事業を創出する企業が増加しています。
SDGsの目標達成に向ける課題の中で、共通の目標を目指す取引先、行政などの新規開拓ができるなど、新しい事業チャンスがそこにあります。
また、SDGsに取り組んでいることが取引先選定の判断材料となるケースも出てきていますね。
中小企業もその動きが活発化しており、ホームページ上でも新たなコンテンツとしてSDGsを展開する動きが増えております。
SDGsの取り組みはホームページやさまざまなメディアを通じ、
社会へ向けて公表・宣言しましょう。
SDGsの取り組むべき17の目標それぞれの解説
メディアでもよく見かけるようになったアイコン。
SDGsには全部で17の目標があります。
全部まとめて見ることもあれば一部のアイコンだけの場合もありますよね?
アイコンが表すものは目標です。
17目標全てに取り組めればそれは素敵なことですが、企業や自治体により取り組める目標に違いがでます。
「SDGsに取り組んでいます」と全てのアイコンを表示するのではなく、
例えば健康と福祉・ジェンダー平等に取り組む場合であれば「当社はSDGsの3と5を目標に掲げ、取り組んでいます」と。アイコンも具体的な取り組みのSDGsを使うべきです。
そしてターゲットと自社の取組内容を。具体的かつ詳細まで展開することがベストです。
17の目標は相互に関連していて、包括的な解決が理想とされています。
すべて取り組むと言った事は難しいでしょうが、1つだけ取り組むといったケースは少ないですね。
また、SDGs実施指針として8つの優先課題も掲げられています(人間、繁栄、地球、平和、パートナーシップに関連する課題)。
17の目標には細かな169のターゲットが紐付いています
17の目標には細かく169のターゲットが紐付いています。
目標、ターゲットが「具体的」で2030年といった期限も設定されており、ボンヤリと取り組むべきものではありません。
では17の大きな目標、そのターゲットの中身を少し見てみましょう。
SDGs17の目標について
一般社団法人SDGs支援機構の事務局長さんが運営しているYou Tubeでは17の目標をわかりやすく動画で展開されています。各目標の説明を動画と合わせご紹介。
自社で取り組めそうなSDGsがあるものか?You Tube動画も交えてご紹介していきましょう。
SDGS目標 1~8の説明
1.貧困をなくそう
あらゆる場所で、あらゆる形態の貧困に終止符を打つ
2.飢餓をゼロに
飢餓に終止符を打ち、食料の安定確保と栄養状態の改善を達成するとともに、持続可能な農業を推進する
3.すべての人に健康と福祉を
あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を推進する
4.質の高い教育をみんなに
すべての人々に包摂的かつ公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する
5.ジェンダー平等を実現しよう
ジェンダーの平等を達成し、すべての女性と女児のエンパワーメントを図る
6.安全な水とトイレを世界中に
すべての人に水と衛生へのアクセスと持続可能な管理を確保する
7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに
すべての人々に手ごろで信頼でき、持続可能かつ近代的なエネルギーへのアクセスを確保する
8.働きがいも経済成長も
すべての人のための持続的、包摂的かつ持続可能な経済成長、生産的な完全雇用およびディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)を推進する
SDGS目標 9~15の説明
9.産業と技術革新の基盤をつくろう
強靭なインフラを整備し、包摂的で持続可能な産業化を推進するとともに、技術革新の拡大を図る
10.人や国の不平等をなくそう
国内および国家間の格差を是正する
11.住み続けられるまちづくりを
都市と人間の居住地を包摂的、安全、強靭かつ持続可能にする
12.つくる責任 つかう責任
持続可能な消費と生産のパターンを確保する
13.気候変動に具体的な対策を
気候変動とその影響に立ち向かうため、緊急対策を取る
14.海の豊かさを守ろう
海洋と海洋資源を持続可能な開発に向けて保全し、持続可能な形で利用する
15.陸の豊かさも守ろう
陸上生態系の保護、回復および持続可能な利用の推進、森林の持続可能な管理、砂漠化への対処、土地劣化の阻止および逆転、ならびに生物多様性損失の阻止を図る
SDGS目標 16~17の説明
16.平和と公正をすべての人に
持続可能な開発に向けて平和で包摂的な社会を推進し、すべての人に司法へのアクセスを提供するとともに、あらゆるレベルにおいて効果的で責任ある包摂的な制度を構築する
17.パートナーシップで目標を達成しよう
持続可能な開発に向けて実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する
外務省で公開しているSDGsのパンフレットも参考になりますよ。
外務省国際協力局発行:SDGsパンフレット
SDGs17の目標には、紐づく169のターゲットがある
17の目標には達成のための具体的な169のターゲットが紐付いています。
例えば「12.つくる責任 つかう責任」、この目標に対するターゲットの場合、
「12.つくる責任 つかう責任」のターゲットの場合
12.1 開発途上国の開発状況や能力を勘案しつつ、持続可能な消費と生産に関する10年計画枠組み(10YFP)を実施し、先進国主導の下、全ての国々が対策を講じる。
12.2 2030年までに天然資源の持続可能な管理及び効率的な利用を達成する。
12.3 2030年までに小売・消費レベルにおける世界全体の一人当たりの食料の廃棄を半減させ、収穫後損失などの生産・サプライチェーンにおける食品ロスを減少させる。
12.4 2020年までに、合意された国際的な枠組みに従い、製品ライフサイクルを通じ、環境上適正な化学物質や全ての廃棄物の管理を実現し、人の健康や環境への悪影響を最小化するため、化学物質や廃棄物の大気、水、土壌への放出を大幅に削減する。
12.5 2030年までに、廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び再利用により、廃棄物の発生を大幅に削減する。
12.6 特に大企業や多国籍企業などの企業に対し、持続可能な取り組みを導入し、持続可能性に関する情報を定期報告に盛り込むよう奨励する。
12.7 国内の政策や優先事項に従って持続可能な公共調達の慣行を促進する。
12.8 2030年までに、人々があらゆる場所において、持続可能な開発及び自然と調和したライフスタイルに関する情報と意識を持つようにする。
12.a 開発途上国に対し、より持続可能な消費・生産形態の促進のための科学的・技術的能力の強化を支援する。
12.b 雇用創出、地方の文化振興・産品販促につながる持続可能な観光業に対して持続可能な開発がもたらす影響を測定する手法を開発・導入する。
12.c 開発途上国の特別なニーズや状況を十分考慮し、貧困層やコミュニティを保護する形で開発に関する悪影響を最小限に留めつつ、税制改正や、有害な補助金が存在する場合はその環境への影響を考慮してその段階的廃止などを通じ、各国の状況に応じて、市場のひずみを除去することで、浪費的な消費を奨励する、化石燃料に対する非効率な補助金を合理化する。
「目標を目標のままで終わらせない」、そんな気概が感じられる事細かなターゲット設定です。
例えば食品業界がSDGs12の12.5を積極的に取り組む動きが進んでいる…など。
これ以外にSDGs17の目標それぞれに平均すると10個程度同じようなターゲットがひも付き、合計で169個あることから169のターゲットと言われています
すべてのターゲットを確認したい方は農林水産省のホームページに和訳版が展開されています。
農林水産省のホームページ:SDGsの目標とターゲット
農林水産省らしく、食品産業とのつながりも公開されています。
ホームページなどに使用できるSDGs素材について
SDGsのポスター・ロゴ・アイコンおよびガイドラインは国連広報センターホームページからダウンロード・利用することができます。営利目的の場合許可が必要となりますがホームページ上でのSDGsコンテンツなどには許可なく利用可能。
※使用にはガイドラインを確認いただき、間違った使い方をしないように注意しましょう
・国際連合広報センター:SDGsのポスター・ロゴ・アイコンおよびガイドライン
SGDsの取り組みをホームページ上で公開している企業例
実際にSDGsに取り組んでいる企業様でホームページでもしっかりと展開している例を数件ご紹介。
展開例1:株式会社パデコ
画像引用元・URL:株式会社パデコ
パデコさんはSDGsのすべての分野に寄与することに努め・宣言しています。
ホームページ上では具体的に目標4・5・6の詳細を展開していますね。
展開例2:株式会社オオスミ
画像引用元・URL:株式会社オオスミ
株式会社オオスミさんでは目標に対するターゲット、オオスミがどのビジネスを通して取り組んでいるかが詳細に展開されています。
【注目】SGDsの取組事例は外務省ホームページ上で紹介してもらうことができる
外務省もSDGsの取り組み支援、事例紹介に積極的な対応を行っており、外務省ホームページ上に自社の事例紹介を掲載してもらうことが出来るのです。外務省ホームページにSDGsの取組事例紹介として掲載しましょう。
※申請には各種書類とSDGsの取り組みを公開しているホームページのリンク一式が必要です
外務省ホームページ上でSDGsに取り組む企業として登録され、自社SDGsの取り組みへのリンクも設置してもらえます。ホームページ上にSDGsを展開する場合、併せてこちらも申請するべきだと思います。
また、外務省から掲載が許可されるとジャパンロゴマークの使用も可能に。日の丸に桜モチーフのとても素敵なロゴマークですよ…!
日本らしい素敵なロゴですよね…!
申請許可をもらい、名刺にも「SDGs」宣言、入れたいなぁ…!と思ってます。
SDGsの注意点やデメリットはあるのか?
SDGsはビジネスを通しての取り組みとなります。
大切な経営資源であるヒト・モノ・お金の動きが発生します。
SDGsの取り組みに失敗した場合、その経営資源が無駄になってしまう事も。
そのようにならない為にも会社全体の協力体制や目標に対しての明確な実施スケジュールが必要です。
社内でも「誰ひとり取り残してはいけません」。
自社として取り組めるSDGs目標から、まずは考えてみてはいかがでしょうか。
結論。CSRやSDGsは積極的に取り組み、ホームページにも展開しましょう
CSRやSDGsは積極的に取り組み、ホームページ上でも積極的に公開するべきです。
企業のコーポレートサイトには、会社概要や事業紹介などの基本的な情報を公表するだけでなく、企業のイメージアップや評価につながる情報を展開しましょう。
当社でもCSR、SDGsについて取り組みを検討。実施計画中です。