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この記事の目次
SNSの普及について
スマートフォン普及とともに、リアルタイムに人と人がつながりを持てるSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)を利用するユーザーが増加しています。朝起きたとき、通勤や通学中、休憩中、夜寝る前・・・など一日の大半をSNSに費やしている方も多いでしょう。私たちの生活においてSNSは非常に身近な存在となっています。
これまではSNSといえば若年層の利用率が多くありましたが、今では利用者の年齢層の幅が広がっており、SNSがビジネスの一環としてスタンダードに活用されています。
それと同時に、「SNSをやってるからHPは不要ではないか?」「ホームページはビジネスにおいて本当に必要なの?」など、ホームページの在り方や認識のされ方も変わってきています。
今一度、SNSとホームページの役割や特性について考えていき、今後の運用のお役に立てればと思います。
代表的なSNSの特徴
現在ビジネスで活用されている代表的なサービスは「Twitter」「Instagram」「FaceBook」「LINE」などがあげられますが、それぞれ特徴とターゲットユーザー層が存在するのをご存知でしょうか。
これらを把握しておくことで「SNSを運用したいがまずはどれから始めたらいいか分からない・・・」というお悩みを持っている方の解決に近づくかと思います。上記4つのツールの特徴を見ていきます。
【国内月間アクティブユーザー】4,500万人
【ユーザー層】20~30代
※2021年8月現在
情報をシェアできるリツイートによる拡散力がずば抜けていることが大きな特徴であり、「フォロー&リツイートキャンペーン」など、拡散力を活かした活用法が人気です。また、ユーザーと近い距離感で交流を図ることができるので、ファンを獲得する目的で利用している企業も多くあります。しかし、手軽に投稿できるが故にささいな一言が炎上につながる恐れがあるので注意が必要です。
Twitter:https://twitter.com/
【国内月間アクティブユーザー】3,300万人
【ユーザー層】20~30代
※2021年8月現在
写真や動画の投稿でビジュアルの訴求に特化しており、企業の世界観をアプローチすることができます。ユーザーは20~30代の女性が多い印象ではありますが、近年では男性の利用率も上がってきているため男女問わず人気のSNSサービスとなっています。また、ショッピング機能ではECサイトへ誘導することも可能。今後もショッピングカート機能に注力されていくと言われています。
Instagramではフォローユーザー以外の投稿はタイムラインには流れてこないため、投稿内容のハッシュタグをたどってフォローユーザー以外の投稿を見る傾向があります。ビジネスとして活用する際は投稿内容にハッシュタグをつけ、検索から見つけてもらいやすくする必要があります。
Instagram:https://www.instagram.com/
【国内月間アクティブユーザー】2,600万人
【ユーザー層】30~40代
※2021年8月現在
実名登録制なのでビジネスの連絡手段としても活用されることが多く、日本においては30~40代がメインユーザーとなります。また、リアルな人間関係の交流として利用されるため、どのSNSよりも公共性の高いツールと言えるでしょう。
ただし10代の利用率が低い傾向にあるため、若年世代へのアプローチとしては不向きかもしれません。
Facebook:https://www.facebook.com/
LINE
【国内月間アクティブユーザー】8,800万人
【ユーザー層】全世代
※2021年8月現在
日本では連絡用のコミュニケーションツールとして非常に多くのユーザーが活用しているサービス。今回ご紹介する4サービスの中で唯一のクローズドツールであるため拡散性はありませんが、LINE公式アカウントを運用することで一対一でユーザーにアプローチすることができ、メルマガ配信のような活用方法も可能。
LINE:https://line.me/
SNSをビジネスツールとして活用するメリット
各SNSの特徴を踏まえ、SNSを活用するメリットは以下になります。
無料で気軽に始められる
SNSは基本的には無料でアカウントを開設できるため、手軽に集客につながるツールとして活用できます。 また、運用する方法の一つにはSNS広告があります。広告出稿は費用が掛かりますが、従来までの広告手法と比べると少ない費用から配信ができるのもメリットの一つです。
旬な情報の拡散・話題作りができる
SNSを利用すればキャンペーンや新商品の案内など、旬な情報をリアルタイムで拡散することができます。特にTwitterは他のSNSよりも情報の拡散スピードが目覚ましく、リツイートをするだけで自分のフォロワーに対して投稿を共有・拡散させることができます。うまくユーザーの目に止まれば新たな客層にも周知することが可能です。
ユーザーとコミュニケーションが取れる
SNSにはダイレクトメッセージや投稿に対しての返信機能があるため、ユーザーとのコミュニケーションを取ることによりユーザーとの距離を縮めることができ、ファンの獲得にもつなげることが可能になります。
SNSを活用する上での注意点
ビジネスでSNSを活用するにあたり、注意点もいくつかあります。
炎上のリスクがある
誰でも手軽に利用できるからこそ、従業員の不適切な発言や誤操作で思わぬ情報を発信してしまう恐れがあります。そのような情報が多くのユーザーの目にさらされることによってネガティブなコメントが多数集まる恐れがあり、ユーザー間で過激な議論に「炎上」につながる可能性があります。
投稿をする際には「目にするユーザーによってはネガティブな印象を与える内容になっていないか」「賛否両論が生まれる内容になっていないか」「情報の確実性はあるか」という点に注意することをおすすめします。
情報の信頼性があるか判断が難しい
こちらも気軽に発信できる特性により「誰が発信しているのか」「確実な情報なのか」という判断がつきにくいのがSNSのデメリットと言えます。よってSNSの発信のみではユーザーからの信頼性獲得が難しい場合が出てくる場合があります。
流行り廃りがある
今は主流であるSNSも、今後新たなサービスが誕生することで利用率が落ちていく可能性も。SNSには流行り廃りがあるということを知っておく必要があります。既存のSNSを主とした情報発信になると、新たなサービスが主流になった場合や提供元が突如サービスを終了することになってしまった場合などに集客に影響が出てしまう恐れがあります。
かつては「mixi」や「モバゲー」など、多くのユーザーが利用していましたね・・・
SNSを運用していればホームページは不要?
ここまでSNSの特徴やメリット・注意点などをお伝えしました。「じゃあSNSを運用していればホームページは必要ないんじゃ・・・?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
次に、SNSの特性を踏まえたホームページの役割についてみていきたいと思います。
SNSとホームページの特性を比較
わたしが考える、SNSとホームページの特性は以下です。
ホームページ | SNS | |
情報の信頼性 | ◎ | △ |
情報の寿命 | ◎ | △ |
拡散力 | △ | ◎ |
更新のしやすさ | △ | ◎ |
各項目について簡単に説明します。
- 情報の信頼性・・・発信した情報の信用度
- 情報の寿命・・・発信した情報がどれくらい長持ちするか
- 拡散力・・・情報が第三者に共有されやすいか
- 更新のしやすさ・・・情報の編集・追加などがしやすいか
この表で比較すると、SNSでは苦手としている項目をホームページでは得意としていることが分かります。
SNSにはできない、ホームページの役割がある
上記の表をもとに、SNSでは担えないホームページの役割を詳しく解説します。
ビジネスの認知・信頼度UP
企業や店舗の名前で検索したときにネット上に企業名や住所、電話番号など基本的な情報が得られないと不安になりますよね。信頼獲得の基本となる情報を発信する場所こそがホームページの役割の一つになります。SNSではプロフィール欄にビジネスの概要を記載することができますが領域が限られているため、すべての情報を展開するのは現実的ではありません。
会社の情報を網羅し、分かり易く整理して展開するのがホームページです。
ホームページは「名刺代わり」の役割も果たすので、ビジネスを行う上でホームページを持たないことは大きなリスクになる可能性もあります。
新たなビジネスを始める際には銀行口座を開設すると思います。一部の銀行ではホームページを持っていることで手続きがスムーズになるケースもあるようです。
人材募集ツールとして活用できる
求職活動の大半はネットで情報を収集されている現代。求人情報を展開できるのもホームページの強みの一つといえます。SNSで求人を募集している企業はあまり見かけませんよね。求職者は、SNSでは伝えきれない「職場の雰囲気や環境」「どんな社員が働いているか」「キャリアステップ」など企業の中身をより詳しく知りたいからです。ホームページがあれば求職者が知りたい情報を網羅することができます。
求職者の約8割が、ホームぺージで情報収集や企業研究を行っている※という結果も出ています。
ホームページが無い企業は求職者に不安感を与えてしまうので就職先の選択肢から外れてしまう恐れがありますね・・・。
※引用元・企業の「採用サイト」に関する意識調査:https://one-group.jp/press/210719.html
企業や店舗独自の印象を訴求できる
SNSは決まったフォーマットでの情報展開であることから、独自のカラーを印象付けることには限界があります。ホームページであれば企業や店舗のカラーをデザインに落とし込むことができるため、ホームページを閲覧したときの印象を強く与えることができ、ブランディグにもつながります。
コンバージョン率を上げることができる
ホームページは、売上と直結するコンバージョン(「予約」「申込み」「購入」「お問い合わせ」等)までの導線が設けられているはずです。ゴールの導線を設計できるのがホームページの大きな特性といえるでしょう。SNSは認知してもらうツールとしては最適ですが、問合せ先が分からない場合が多いので、SNSからホームページに誘導するとより効果的なweb集客が実現します。
とは言うものの・・・
SNSには担えないホームページの役割をご紹介しましたが、必ずしもホームページを用意をしなくてもいい場合もあります。
飲食店や美容院、エステサロンなど、大手ポータルサイトが存在する業種は、ホームページをもっていても検索順位は大手ポータルサイトにはかなわないため、”検索からの集客”を考えると必要性は低くなるでしょう。
また、すでにSNSで集客ができているのであればGoogleマイビジネスなどにも力をいれていくほうが効果的な場合もあります。
ただ先ほどもお伝えしたように、採用にも力を入れたい場合はユーザーの信頼を獲得する必要があるため、作りこむ必要はありませんが信頼構築のためのホームページは必須だと考えます。
エスエムティでは、コストをかけずにスピーディーにホームページを制作できるプランも用意しています。詳しい内容を知りたい方はぜひお問合せください。
それぞれの特性を活かし、うまく使い分ける
これからの時代は「SNSとホームページどちらが必要か」ということではなく、両社の強みを活かしうまく使い分ける必要がありそうです。
両社をうまく活用する方法の一つとしては、「今」を発信すること・ユーザーとの交流を得意としている”SNS”で集客を図り、より細やかな情報や最終ゴールまで導くことを得意としている”ホームページ”で信頼構築・お問合せからの見込み客を獲得する、という使い分けが適していると考えます。
それぞれの特性を理解し、より効果的なビジネスツールとして活用していきましょう。
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